2013年10月01日

セイワパレス玉造

皆さんこんにちは。

瀬戸本事務所、設計部の川田靖です。

先月、私が設計・監理を担当したセイワパレス玉造が竣工しました。

今日はその設計について私がこだわった部分や、留意した点、苦労したことなどを
お話ししようと思います。


まず建物構成ですが、1階がエントランスホール、店舗。
2〜9階は住戸(ワンルーム21戸、ファミリータイプ8戸)となっています。


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これまでにない、軽やかでスタイリッシュなデザインの建物を創り出すことを目指しました。外観の特徴は、外壁南北面45角タイルと、低層階の二丁掛タイル、白いマリオンとスラブラインのグリッドデザインによる立体感と、そこにはめこんだ深みのあるガラス手すりが、街並みに対し、印象的な彫の深い表情を生み出しています。


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5色のタイルは縦方向の色をそろえ、隣り合う色は規則性はありません縦のストライプによるグラデーションが絶妙な壁面を創り出しています。5色のタイルが調和のとれた色のバランスになるように、それぞれの色、配列の仕方の検討を重ね、決定しました。


<低層部分の二丁掛タイル>

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基壇部は、厚みの異なるベージュと焦げ茶の二丁掛タイルを横方向に交互に貼る事で、立体感のある豊かな表情を造りだしています。傾斜した壁のコーナーに二丁掛タイルを貼るにあたり、ディテールに苦心しました。


<白いグリッドデザインとガラス手すり>
バルコニーと共用廊下は、PCのマリオンとスラブラインで形成した白いグリッドを浮き立たせたデザインとし、そこにグレーッシュな深みのある色のガラス手すりをはめ込んでいます。鮮やかな色彩と陰影の対比が建物をより力強く、印象的なものとしています。


<エントランスホール>
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白いタイル貼りの壁面に鮮やかな色のガラスタイルを水平に通しています。


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メールコーナーの領域分けには、木肌の美しい北山杉を3本象徴的に配しています。
事業主のシンボルカラーであるブルーの効果的な見せ方に配慮しました。

以下は内装の写真です。
017_モデルルーム リビング・ダイニング_3403.JPG 021_モデルルーム 和室_3416.JPG 13.JPG 24.JPG



建物が竣工してからは、その痕跡を感じることはありませんが、住戸と店舗部分を完全に区画するため、住戸の設備配管を店舗の天井内に通さないようにする設備配管ルートの計画が困難でした。

住戸の給排水、ガス、電気の他に、店舗の空調設備配管が通るため、梁際の2階床スラブの形状がとても複雑になり、設計も施工も苦労しました。

住戸の排気ダクトを居室の天井に通さないように、全て共用廊下側に排気する設計要望がありましたので、
ワンルームの狭い間口で、天井高を確保してかつ、構造上の制約をクリアするダクトルートの計画も容易ではありませんでした。



工期に余裕のない中、現場所長をはじめ、関係者皆様の熱意とご協力によって、とてもきれいな仕上がりの建物になり、無事にお引渡しすることができました。
みなさん本当にありがとうございました。



 リゾートデザイン都市 神戸と共に約40年船  神戸の建築設計事務所 叶」戸本淳建築研究室 
posted by セトモト at 11:55| 兵庫 ☁| 住宅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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